2023年の首都圏における既存（中古）マンションの成約件数は3万5,987件（前年（2022年）比1.6％増）で、2年ぶりに前年を上回りました。エリア別に見ると、東京都区部（同4.6％増）、横浜・川崎（同4.1％増）で前年を上回る結果となりました。

成約物件の㎡単価は、首都圏平均71.90万円（同6.9％上昇）で、11年連続で上昇。2012年の38.19万円と比べ、この11年で88.3％の上昇となり、エリア別に見ても、全てのエリアで前年から上昇しました。

成約物件価格は首都圏平均4,575万円（同7.0％上昇）で、㎡単価と同様に、11年連続で上昇しました。エリア別に見ても、全てのエリアで前年から上昇する結果となりました。成約物件を価格帯別に見ると、「5,000万円超の各価格帯が成約件数、比率とも拡大している」。

成約物件の平均専有面積は63.63㎡（同0.06％拡大）で、ほぼ横ばいながら3年ぶりに拡大しました。平均築年数は23.83年（前年23.33年）で、経年化が進む結果となりました。

2023年の首都圏における既存（中古）一戸建ての成約件数は1万2,871件（前年比4.3％減）で、2年連続で前年を下回り、エリア別に見ても、全てのエリアで前年を下回る結果となりました。
成約物件価格は、首都圏平均3,848万円（同2.5％上昇）で、3年連続で前年を上回りました。 成約物件の平均土地面積は143.79㎡（同0.1％縮小）、平均建物面積は103.96㎡（同0.2％縮小）で、ともに前年から縮小しました。平均築年数は21.82年（前年21.31年）で、経年化が進む結果となりました。

新築一戸建て住宅の成約件数は4,750件（前年比10.2％増）で、3年ぶりに前年を上回りました。成約物件価格は首都圏平均で4,070万円（同1.4％下落）となり、3年ぶりに前年を下回りました。成約物件の平均土地面積は124.44㎡（同2.4％拡大）、平均建物面積は98.83㎡（同0.8％拡大）で、ともに2年連続で前年を上回りました。

土地（100～200㎡）の成約件数は4,581件（同0.02％減）で、ほぼ横ばいながら、2年連続で前年を下回りました。成約物件の㎡単価は首都圏平均24.37万円（同3.8％上昇）で、3年連続で前年を上回りました。成約物件価格は首都圏平均3,529万円（同3.9％上昇）で、㎡単価と同様、3年連続で前年を上回る結果となりました。